はじめに

英語が伸びたと思うのはどんなとき?

「英語が伸びない」と感じるから学習を辞めてしまう。つまり、「英語が伸びた!」と実感できれば継続して勉強が続けられるはず。あなたが「英語が伸びた!」と感じるのはどんなときですか? 少し考えてみましょう。

・TOEICの点数がUPしたとき?
・英語の本が読めるようになったとき?
・外国人の話してることがわかるようになったとき?

実は、人がいちばん英語が伸びたと実感するのは「スピーキングができたとき」なのです。

・TOEICで900点を獲得しても全然話せなかったら伸びたと思えない
・本が読めても会話ができなかったら伸びたと思えない

話したことが通じたり、コミュニケーションがしっかり取れたときはじめて「英語が伸びた!」と感じるのです。みなさんもそう思いませんか?

一方、英語の読み書きだけをどれだけ勉強しても、英語が伸びた実感は湧きません。私も過去に「誰よりも勉強しよう!」と毎朝早起きして勉強、仕事が終わった後、夜遅くまで勉強と1日3〜5時間英語漬けだったときがあります。しかし、スピーキングを伸ばす勉強を行っていなかったのでいざ、英語を使うシーンになると全く話せません。「これだけ勉強しても口から英語が出てこないなんて!」と愕然としました。

まずはスピーキング力を伸ばそう!

世の中には多読、シャドーイング、多聴、英会話など、たくさんの英語学習方法があります。しかし、どんな学習法でもスピーキング向上に繋がっていなければ、「英語が伸びたと思えない」「このままこの方法で勉強していていいのか……」と不安になり、英語学習が継続できないのです。

まずはスピーキング力を伸ばすことに時間を注ぎましょう。そうすることで英語学習がどんどん楽しくなり、無理なく継続できると思います。

では具体的にどのようにスピーキング力を伸ばすのかについては、次回以降にお話ししていきたいと思います。

(構成:稲垣飛カ里)

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