はじめに
フィンテックアプリの利用度は全体的に増加
QR決済以外にも、新興のフィンテックアプリを利用するユーザーは増加しています。フィンテックアプリという用語に明確な定義はないものの、その内訳はQR決済のみにとどまりません。家計簿などの資産管理サービスや、クラウドファンディング、ソーシャルレンディングといった資金調達サービス、ロボアドバイザーのような運用サービスまで多岐に渡ります。
図3が示す通り、QR決済を除いた6つのフィンテックアプリの合計ダウンロード数2017年8月の水準と比較して、現在およそ2.56倍まで増加しています。これにQR決済アプリを加えると、およそ10.56倍になります。図4では、グラフの振れ幅が図3と比べて収束していることからも、QR決済がいかに早く普及しているかを伺うことができます。
2019年はQR決済がフィンテックの一大トレンドになっていくといえそうです。
<文:Finatextグループ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 古田拓也 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ>