はじめに

遊び方改革を生かした学び

このサイト内では私の上司もコラム連載させて頂いているのですが、そこで働き方改革の前工程として、遊びを充実させることに焦点をあてた「遊び方改革」を提唱しています。

遊ぶために早く帰る→業務を効率的に終わらせる→遊んで心身のエネルギーが充実する→仕事の生産性も上がる→仕事のパフォーマンスが高くなり、より良い仕事の進め方ができる→早く帰れて遊びが充実する 

このサイクルは、働き方改革をやらされごとにしないためのものであり、私自身の生活にも必要と感じ、実践しようとしています。私は遊びの中には「学び」も入っていると思っています。知りたい、学びたいという欲求は私達をワクワクさせてくれるものであり、そのために仕事を早く切り上げることも遊び方改革の枠にしっかり入っていますよね。

私事ですが、今年の遊び方改革のテーマを「料理」と「哲学」としています。どちらも踏み出したら広くて深そうな世界です。今までの私はどちらも興味がありながらも腰が重く、なかなか手をつけられない領域でした。ここで私がトライしたのが、結果予測と効果予測のテクニックです。

挑戦したいことの結果と効果を想像する

心理学の用語では「セルフエフィカシー(自己効力感)」という言葉がありますが、これは「自分にできる」という感覚のことです。

何か行動を始めるとき、「自分にはできそう」という気持ちがあることで、その行動への一歩を踏み出す意欲が湧き、行動しやすくなり、実行や達成度も高まり、その達成によって心身の安定までもたらされると言われています。この気持ちを高めれば、自分が尻ごみしていた領域の学びを始められそうだなと思ったのです。

ここで、簡単に「自分にできそう」の気持ちを高めるポイントをご紹介します。それはその行動をした結果や行動による効果を想像することです。結果と効果が予測できると私達は「できそう」の気持ちが高まります。

今、学び始めたい、学び直したいことがある方、ぜひ想像してみてください。
(もちろん学びに限らず適応できますので、「学び」を読み替えていただいてかまいません)

Q:その学びを達成しているイメージはできますか?
Q:達成するとどんな気持ちになるでしょうか?
Q:自分ができたことを誰かに伝えていることを想像できますか?
Q:誰に最初に伝えますか?どんなことを伝えていますか?
Q:伝えた人はどんなことを言ってくれたり、どんな反応をしてくれると思いますか?
Q:その相手の反応を受けて、自分はどう感じると思いますか?
Q:達成するために協力してくれたり支えてくれた人へ感謝の気持ちを伝えるとき、その相手を思い浮かべられますか?
Q:その相手にどのように伝えますか?その人はどう反応してくれると思いますか?

いかがでしょうか。自分が達成した姿やそれを喜んでくれる周囲の人の姿、その反応を受けて自分がどういう気持ちになるか、その想像を広げられたとき、新しい行動の一歩は踏めているはずです。

そして、既に今これを読んでくださっている方は、心理学のテクニックを1つ学んでくださいました。これも学びのきっかけの1つになれば嬉しいです。私も皆様と一緒に、今年は料理と哲学の世界を少しずつ紐解いていこうと思います。

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