はじめに
三井不動産が2019年9月に開業する新商業施設「COREDO(コレド)室町テラス」。目玉は台湾の人気店「誠品生活」の日本1号店です。
先日、行われたテナント先行体験会では、店内で扱われる100種類近い雑貨や食物販ブランドの一部が公表されました。一足早くその詳細をご紹介します。
24時間営業、映画館併設の店舗も
誠品生活は1989年に台湾・台北で創業。台湾各市や香港や蘇州などに49店舗を展開しています(19年6月現在)。
書籍を中心に、アパレルや雑貨、飲食店など多様なジャンルが集められ、台湾のカルチャー発信地としても注目されている書店です。本店である敦南店は書店としては珍しい24時間営業が特徴。
「眠らない書店」として注目され、04年には米タイム誌の「アジアで最も優れた書店」に選ばれました。また、同じく台北市内にある松菸店は、新業態「誠品生活」として映画館も併設。
書店の枠を超えた複合商業施設として人気を集め、16年に米CNN の「世界で最もクールな百貨店14」に選ばれています。
日本1号店となる「誠品生活日本橋」は、コレド室町テラスの2階のワンフロアに開業する予定です。「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」をコンセプトに、「書籍」「文具」「セレクト物販・ワークショップ」「レストラン・食物販」の全4 ゾーンで構成します。
長さ約30メートルの「文学回廊」コーナーを設置
書籍ゾーンでは日本語の書籍を中心に、中国語など外国語の書籍も取り扱います。中央通りに面した側には長さ約30メートルの「文学回廊」コーナーを設置。来店者が自由に読書を楽しめるように、窓際には座席も用意されるそうです。
店内にはイベントスペースも併設し、新刊の発表会などのイベントも開催されます。
文具ゾーンには誠品生活オリジナル文具のほかに、世界各地からセレクトしたデザイン性の高い文具を取りそろえる予定です。
長さ約30メートルの「文学回廊」コーナー。ランキングとは一足違った、オリジナルの選書に力を入れるのも誠品生活の特徴です