はじめに
若者が憧れるファッションを
新たな渋谷パルコは、地下3階~地上19階のビルのうち、地下1階~地上9階、10階の一部に開業。商業エリアの延床面積は4万2,000平方メートルで、店舗数は約180店。年間のテナント取扱高は200億円を目指します。
もちろん、ファッションにも力を入れます。ハイブランドからモード、原宿系やストリートファッションなど東京のリアルなファッションまで、約100店舗の店を誘致。次世代デザイナー、ブランドを育成、支援するための売り場も設けます。
売り場のイメージ図©2019,Takenaka Corporation
牧山社長はインターネット通販の拡大などを念頭に、「ファッションを遮二無二に提案してきたのはパルコだけ。ファッションを買うツールも増えたが、本当に好きな人が買う場所がなかった。若い人がこうなりたいと憧れるファッションを提案し、次の時代を作る」と語りました。
「この時代の一番輝いている人が集まる場所にしたい」(同)。1990年代、2000年代、パルコに足しげく通った世代が年を重ね、再び胸をときめかせる。新たに若者や外国人を惹きつける。総花的な感じはありますが、再び新しい渋谷文化を作るんだという強い決意が感じられました。