はじめに

スーパーに足を踏み入れると、夏のカラフルなお野菜が目に飛び込んで来るようになりました。夏野菜の生き生きとした姿を見ているだけで、なんだか元気が湧いてくるようです。

今日はそんなカラフルな夏野菜を使って、冬の家庭料理としてお馴染みの「おでん」をご紹介します。

夏のお野菜にたっぷりと浸み込んだ冷たいお出汁は、蒸し暑いこの季節にぴったり。冬のおでんと違って、長時間煮込まずに作れるのも嬉しいところです。早速、お好きな夏野菜でお試し下さいね♪

図1


『夏おでん』材料(3~4人分)

材料 分量
トマト 小3~4コ
オクラ 1ネット分
ズッキーニ 1本
パプリカ 1コ
好みの練り物 3~4枚
うずらの卵(茹で) 6コ
ゆで蛸 100g
結びしらたき 5コ

<浸し出汁>

材料 分量
出汁 1ℓ
薄口醤油 大さじ3
大さじ2
砂糖、みりん 各大さじ1/2
小さじ1/2

作り方

1. トマトは皮に切り目を入れて、沸騰した湯に10秒つけたら水に浸け皮をむきます。そのお湯でしらたき、オクラを茹でます。蛸は洗って食べやすい大きさに切ります。

2. ズッキーニは1.5㎝厚さに切ります。パプリカは縦半分に切って種とヘタを取り、縦12等分にします。共に、少量の油を敷いたフライパンで表面に焼き色が付くまで焼きます。

図2

3. 浸し出汁の材料を鍋に入れて煮立て、練り物を加えて弱火で10分程煮ます。

4. 3の粗熱が取れたら全ての材料を漬け込み、冷蔵庫で冷やして出来上がりです。

図3

図4

図5

『夏おでん』ポイント

・野菜は他に、とうもろこし、かぼちゃ、茄子、枝豆、さやいんげん等も合います。共に、1度加熱することで味が染みやすくなります。
・冷蔵庫で2~3日程保存可能です。
・トマトは、大きいものより小ぶりなものの方が味が染みやすいです。プチトマトでも。
・生姜、大葉、柚子胡椒、すだち、かつお節等の薬味を添えても違った味わいを楽しめます。

【調理時間】20分

レシピ/ 大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。

ブログ「さくらのおうちカフェ
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元記事:煮込みいらずの『夏おでん』

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