キャリア

目標を達成できる人とできない人。一体何が違うのか

達成することが最終目的ではない

弁護士法人や税理士法人、コンサルティング会社の代表を務める弁護士の三谷淳さんは、多くの企業の事業発展や新規上場をサポートしてきました。そのなかで、「目標を達成できる人」と「できない人」との大きな違いを実感するようになったそうです。その違いと、達成している人の手法をまとめたのが『目標達成の全技術』です。

ここでは同書の第5章「一生使える『目標達成脳』の作り方」を中心に、高い目標を達成できる人の考え方や行動習慣を見ていきましょう。


目標達成のために大事なこと・大事じゃないこと

三谷さんのクライアントや勉強会仲間には、高い目標を次々と達成していく人がたくさんいます。一方で、高い目標を持てずにいる人、心が折れてあきらめてしまう人もいます。

三谷さんは彼らとともに仕事をしていくうちに、目標達成のために重要な要素と、一見重要に見えても実はあまり大切ではない要素があることに気づきました。

少し意外ですが、

「立案力=計画を立てる力」
「分析力=頭の良さ」

などは、それほど重要ではないとか。用意周到で状況分析力に長けていても、目標を達成できるとは限らないわけです。

一方、とくに重要な要素としてあげているのは、次の3つです。

「行動力=スピードや手数」
「公欲=人の役に立ちたいという心」
「向上心=成長したいという心」

これらが重要である理由を三谷さんは具体的に説明しています。

「行動力」──情熱は行動から生まれる

人間は感情の生き物です。心からやりたいと思うことや、情熱を持てることしかできません。情熱がある人は、例外なく行動にスピード感があります。一方、情熱がない人は次のような状態に陥ります。

・「企画書を出します」と宣言しながら、何日たっても提出がない
・「すぐに調べてお返事します」と言いながら全然返事が返ってこない
・ダイエットを始めるためにジムに入ると言いながら、すでに3か月たっている

では、どうやったら目標に対して情熱を持てるのでしょうか。

答えは「まず行動すること」です。なぜなら、人間の感情は理性に従うとは限りませんが、行動には必ず従うからです。

やりたくない仕事を頭(理性)でいくら「頑張ろう」と考えても情熱は湧いてきません。しかし、たとえ情熱がなくてもスピード感のある動きをすることはできます。最初はポーズでもよいので、情熱がある人と同じような行動をとっていれば、情熱は後から生まれてくるのです。

最初は面倒くさいなあと思っていたとしても、スピード感のある行動を続けているうちに、だんだんとまわりが喜んでくれたり、自分の成長を実感できたりして、情熱の炎が大きくなってくるのはよくあることです。

つまり、情熱は頭の中(理性)ではなく行動で作るものなのです。

自分はやり抜く力に自信がないとか、最近ちょっと情熱が冷めてしまっている気がすると思う人は、どうすれば情熱が湧いてくるのかを考えるのではなく、目の前の行動のスピードを上げる、すぐにやってみるということを試してみてください。

感覚的にはいままでの3倍のスピードで行動しているくらいでちょうどよいと思います。考える時間もないほどの速度で行動してみると、自然に情熱がついてくるのに気づくはずです。(191ページ)

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