キャリア

目標を達成できる人とできない人。一体何が違うのか

達成することが最終目的ではない

「公欲」──人の役に立ちたい本能

人の欲は「私欲」と「公欲」に分けることができます。どんな人でも、この2種類の欲を持っています。

「私欲」の代表的なものは食欲や性欲、物欲、金銭欲といったものですが、人間が動物である以上、これをゼロにはできません。私欲は動物の生存本能から生まれるものだからです。ただし、私欲は欠乏欲求とも呼ばれ、満たされたとたんに飽きがきてしまい、長続きしない性質を持っています。

一方で「公欲」というのは、他人や世の中の役に立ちたいといった種類の欲です。「部下に成長してもらいたい」「社員にたくさんボーナスを払いたい」「家族に楽しんでもらいたい」「病気の人を元気にしたい」。これらはすべて公欲です。

きれいごとだ、と感じる人もいるかもしれませんが、公欲も誰もが持っています。人間がこの地球上で生き延び食物連鎖の頂点に立つことができたのは、他の動物にはない「他の人と協力する」という能力がDNAにインプットされているからです。人の脳は、他人の役に立つことを喜び、快感を覚えるようにできているのです。

そして、公欲は私欲と違って、それが満たされてもすぐに新たな公欲が生まれるので、飽きることがありません。次々と新しい目標を生み出す公欲は、達成への大きな力となります。

私欲を減らして公欲を増やす方法も、情熱の作り方と同じです。頭で考えたこと(理性)が心の状態を作るのではなく、その人の行動が心の状態を作るので、まずは人のためになる行動をしてみればいいのです。その行動によってたくさんの人が喜ぶ経験を積んでいくことで、心の中に公欲を育てていくことができます。

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