はじめに
生兵法は大怪我のもと
「投資についてはよくわからないけれど、インターネットでは簡単に利益が出ると書いてあるから」というような場合、しっかりと理解できるまでは投資をしない方がよいと思います。
冒頭に述べたように、株主優待がとても高くなってしまったということがないように、あらゆるリスクを考えて自分のなかで許容できる金額で投資をすることが大切です。
虎の子のお金や生活費をリスクもよくわからないものに投資すると、その大切なお金を失うことになるのです。
もしインターネットなどでよいように書かれていても、信頼できる人に相談をしたり、理解できるところまで調べたりすることが大切です。そして、小手先のテクニックを習得したからといって、必ずしもうまくいくものではありません。
株式投資は、10年間売り買いしていたからといって、うまく利益が出せるというものではありません。最低限の知識を得て、しっかりとリスクを考えないとお金が出ていく一方になってしまいます。
最近はなんでもスマホで調べると答えが見つかる気がしますが、インターネットに書かれていることが本当のこととは限りません。こと、投資に関しては「うまいように書かれている」ものが多いような気がします。
自分のとれるリスクに合わせた投資を知ること
利益が出る投資をするためには、しっかりと知識を得て、経験を積んでいくことが必要です。そして、自分に合った投資を心がけること。
自動車の運転と同じように、まずはゆっくりと事故なく運転できればいいのであって、最初からF1ドライバーのようにレース場でスピードを競い合う必要はないのです。
株式市場では、一般のサンデードライバーとF1レーサーが同じサーキットを走っているようなもの。周りに振り回されるのではなく、自分は自分として常に完走を目指せばいいのです。そして技量が上達してくれば、だんだん早く走れるようになるでしょう。