程よい距離感で気づかってくれるつながりの重要性

一般的に、収入など経済状況がよい人の方が、貯蓄などの経済的側面を含めて将来に向けたさまざまな備えを行っている傾向にあり、今回注目した健康づくりに関しても同様の傾向がみられます。

ただし、「健康を気づかってくれる」人がいると感じている人では、年収にかかわらずそのような人が「誰もいない」と答えた人に比べ将来に向けた健康づくりを行っている割合が高い傾向がみられました(図3)。

一定の収入を得ていても、自分の健康を気づかってくれる人が誰もいないと感じることは、自身の健康状態についての主観的評価や将来に向けた健康づくりへのモチベーションを損ねてしまう場合があるのかもしれません。

図3

もちろん、個人の置かれている状況や気づかわれ方等によっては、それらがかえってストレスに感じられる場合もあるでしょう。それでも今回の調査結果は、長い将来に向けた健康づくりを考えていく際に、程よい距離感で健康を気づかってくれる家族や家族以外の他者とのつながりの重要性を示唆しているのではないでしょうか。