ワークマンとの戦略の違いは?

全国に800店以上を展開するワークマンは、自社のプライベートブランドの服を大量に作って、安く販売するのが特徴です。手袋やパンツといった細かいアイテムごとに担当バイヤーがいて、海外で開かれるアウトドアウエアの展示会などを参考にしながら、商品を作っています。

一方、たまゆらアスレは、国内のワークウエアメーカーの商品を選りすぐった「ワークウエアのセレクトショップ」として違いを出そうとしています。

たまゆらアスレ
白を基調にした「たまゆらアスレ」の店内には、国内のワークウエアメーカーのヒット商品が並ぶ

広島県や岡山県に集積するワークウエアメーカーは、機能性だけではなく、デザイン力の高い、こだわりのウエアを作っています。たとえば、ワークウエアで流行が続く、デニム生地ひとつをとっても、岡山県のジーンズの洗い加工業者に委託し、独特の風合いのワークウエアを作るメーカーもあります。

しかし、いくらこだわりの商品を作っても、一般の人にはあまり知られていません。たまゆらアスレは、ワークウエアメーカーにとっても自社の商品を一般客に知ってもらえる絶好のチャンスになるのです。

「会社の規模の違いから言っても、ワークマンに挑むというつもりはまったくありません」と言い切るたまゆらですが、「1号店が波に乗れば、関西圏で2号店、3号店を出したい」と意気込みます。

肌寒くなりコートやジャケットなどの重衣料が売れる、これからの季節に勝負をかけ、年間2億円の売り上げを目指します。今後は、夏に活躍するファン付きウエアとは逆の発想で生まれた、「ヒーター付きウエア」などを目玉商品として投入する予定です。たまゆらにとって熱い、秋冬シーズンが始まろうとしています。