はじめに

銀行口座、いくつ持っていますか?

「給与振込口座、一つだけ」という方もいるでしょうか。もしくは「昔作った口座があるけれど、しばらく見ていない」という方もいるかもしれません。

お金を上手に貯めるには、実は銀行口座の使い分けも重要です。今回は、お金が貯まる人になるための、銀行口座の数についてお伝えします。


貯まらない人の多くは、口座が一つだけ

私はこれまで800人以上の貯まる人・貯まらない人に取材をしてきました。「銀行口座をいくつ持っていますか?」と聞くと、貯まらない人の多くが、「一つだけ」と答えることに気づきました。

「貯めようと思っているけど、結局口座にお金がなくって……」という声。つまり、全財産を一つの口座にいれていて、貯める専用口座がなく、貯金に失敗している方が多いのです。

口座が一つだけだと、使うお金と貯めるお金の見分けがつかなくなり、「まだお金がある」と気持ちが大きくなり、ついつい使ってしまいます。「今月は貯められなかった。次の月こそ貯めよう」と決意して、また翌月も同じことの繰り返し……。これではいっこうに貯まりません。

貯めるお金は、普段使っている口座とは別の口座にすることが鉄則です。

基本的には「赤・青・黄色」の3つ

お金を上手に使って上手に貯めていくには、銀行口座を目的ごとに分けることが重要です。

使う口座と貯蓄専用口座。さらに、もう一つの口座。私は、全部で3つの口座をおすすめしています。信号のように、「赤」「青」「黄色」の口座と呼んでいまして、一つずつ説明しますね。

「赤の口座」とは、貯蓄専用口座です。例えば、将来の一人暮らし費用、車購入、結婚費用、マンション購入といった大きなお金のほか、旅行に行きたいと思っていたら、そのお金もこちらへ。つまり「少し先の自分が使うために、貯めておくお金」はこの口座に入れていきましょう。

信号で「赤は止まれ」と同じ意味で、このお金を使うのは今はストップしましょう。

そして、「黄色の口座」とは、「貯める」と「使う」の中間。臨時出費用の口座です。冠婚葬祭や急な帰省のほか、家電やスマホが壊れて買い替えるなど、突然まとまったお金が必要になることがありますよね。そのたびに「赤の口座」から取り崩していては貯まらないので、余裕をもたせておくために準備します。

「黄色の口座」には、一人暮らしなら10万円以上、お子さんがいる家庭なら30万円以上を目安に入れておくといいでしょう。今後投資をしてみようと思ったら、こちらのお金から使ってもOK。

いずれにしても、この黄色のお金を使ったら、また補充しておくことを忘れないでください。

最後に、「青の口座」とは、普段づかいの給与振込口座です。信号の「青」は進め!ですから、使ってOKという口座。

給与がこの「青の口座」に振り込まれたら、貯める分を「赤の口座」に移し、「黄色の口座」にもしっかりお金があれば、この「青の口座」はすべて使い切ってOK。そう思えば、「節約しなきゃ」「月末までお金を残さらなきゃ」というストレスを感じる必要がありません。

このように、「赤・青・黄色」の3つの位置づけを持った口座、ぜひ試してみてください。