はじめに

「自由な時代」だからこそ不自由なカップリング

私の父母の時代はお見合い結婚が当たり前でした。結婚なんかしたくない、という男女には受難の時代だったと思います。しかし、今は「してもしなくてもあなたの自由」な時代です。

これは「したくない人」にも「したい人」にも平等によき時代となったのか、というと、実は社会の仕組み的にはそうではありません。むしろ、したい人にとっては「ご自由にどうぞ」と周りがお見合いの手を引いた中で、親にどうしたらいいか解を求めても、親は「上司の紹介で」「親の勧めで」「親戚がもってきた話で」と、「どうぞご自由に」な時代にはあまりあてになりません。個人の「自力解決力」が強く求められる結婚希望者受難の時代になった、という見方さえもできます。

そんな中で、過疎や後継者難に悩む地方から、地域の結婚応援の仕組みづくりの声が次々とあがってきています。「結婚難民かもしれない」そう感じたら、一人で自力解決しようと苦しまず、周りに助けを求めるのも非常に有効な考え方の1つであると思います。

しかしその時に、支援する人・される人、どちらもですが、発生確率の知識のなさから自分の無茶な意見や希望を堂々と相手に押し付けることなどないよう、まずは「令和モード」にスイッチを切り替える学びの努力をして欲しいと思います。

【参考】ランキング圏外を含めたデータ
40代男性と20代女性/3659件で1.0%
50代男性と20代女性/199件で全成婚の0.06%

これはあくまでも「婚活に成功した方」の中での確率です。婚活するも成功していない方を除いてもこの確率となります。(2017年成婚:筆者調べ)

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