はじめに

クラシカルな佇まいと最新のパフォーマンスの魅力的な融合

モーガン・プラス・シックス

「PLUS SIX(プラスシックス)」とはモーガンの最新モデルです。発表されたのは今年の6月でしたが、実際のデリバリー開始は2020年春ごろを予定しています。モーガンの魅力といえばやはり、このクラシカルなスタイルでしょう。1909年に創業して以来、守り続けてきたモーガン流の世界観は、現在まで連綿と続けられてきた“職人のハンドビルドによる少量生産”によって作り上げられています。かといって中身が古くさいわけではありません。

ボディの骨とも言えるプラットフォームは新設計なんですが、資料によればその開発には3年以上を費やしているといいます。実際にまだ走らせていませんからよく分かりませんが、従来型モデルより、車体のねじり剛性は100%向上していると胸を張るわけですから、走りの質感はかなり向上しているはずです。

シートもインパネもクラシカルな雰囲気だが仕上げは上質で快適

エンジンはモーガンとして初めてターボエンジンを採用し、トランスミッションも信頼性の高いZF製8速ATです。もちろんパドルシフトなどで手動変速も出来るという最新バージョンです。その最高出力は340馬力、最大トルク500Nmを発生します。このエンジンはBMW製3リッター直6ターボエンジン「B58」を採用していますから、信頼性もパフォーマンスも高いレベルにあると思います。なによりも重量が1,075kgという、超が付くくらいの軽いボディが組み合わされますから0から100km/hまでの加速が4.2秒、最高速が267km/hという動力性能のスペックにも納得がいきます。

それで価格は1,393万2,000円からとなっていますから、もちろん実際には買えませんが、なぜか“一生懸命働けば何とかなるかも……”と、どこかホッとした気分になります。

メーカーの出展はなくとも日本スーパーカー協会や東京オートサロンの出店もあり、十分に楽しめそう

今回のように東京モーターショーの出展を輸入車メーカーが見送るには、いくつかの問題が複合的に絡んでのことだと思いますが、仮にこんな車たちが並んでいたら多少なりともわくわく感がアップするかもしれません。それでも今回の東京モーターショー、国産メーカーの興味深い展示やニューモデル、さらには車の展示以外にも色々と楽しいイベントが目白押しです。おまけにオートサロンや日本スーパーカー協会の特別展示などもあって、十分に楽しむことが出来ます。ぜひ尋ねてみてはいかがでしょうか。

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