住まい

貧乏時代から金銭感覚を変えない、中川淳一郎氏が実践するお金が貯まるシンプルな方法

収入が上がっても、家は12年前のまま

年収が上がった時にまずやりたくなるのが「グレードの高い家に住む」ことでしょう。わかります。「オートロックをやっと導入できた!」「ウォシュレット(一般用語では『洗浄式便座』)をようやく使える!」「ついにオシャレタウン・恵比寿に住めるようになった!」なんてことを思うにつれ、自身のこれまでの努力と我慢をしみじみと実感できることでしょう。

しかしながら、住宅というものは、上を見ればキリがないんですよ。だから年収が上がる度に家をグレードアップさせるのはどこかで歯止めをかけなくてはならない。それこそ、超有名芸能人が住むような1ヶ月300万円の家賃の家を経て、挙句の果てには30億円の家を買わなくては満足できなくなるかもしれない。

そんな中、心がけたいのが、「起きて半畳寝て一畳」の言葉です。結局人間なんてものは、いくらカネを稼ごうが身長18メートルになったりするワケはなく、住居の広さなんてもんは、そこまで大きい必要はないのです。4人家族で10LDKなんて不要です。広い庭が欲しい?

いえいえ、六義園とか後楽園とか代々木公園とか色々と広いお庭はあるではありませんか。そこに数百円ないしはタダで入ればいいんですよ。


風呂なしの経験も経験

私は「固定費」ほど恐ろしいものはないと思っています。これさえ減らすことができれば、突然のトラブル(解雇・事故・一家の大黒柱の死去・経営する会社の倒産など)により、これまでのハイグレードな生活が負担になることがなくなります。

仮に月の家賃が50万円で、駐車場代が5万円、高級外車のローンが月15万6,400円、みたいな固定費の方がいたとしましょう。他にも大学までエスカレーター式の私立の中学に通う子供が2人いたりもします。

不思議なもので、収入が上がると「生活のグレードをこの収入に見合うものに変えなくては」という妙なプレッシャーを感じる人ってのがけっこう多いんですよ。でも、私はこの感覚はまったく理解できません。社会人になってすぐに住んだのはなぜか某大学寮で月額6,500円、その後3万円の風呂なし共同便所のアパート(池尻大橋)は辛かった。だから、風呂がついた8万2,000円の1DK(駒場東大前)に収入が上がったら引越し、恋人と同棲することになったら15万円の3DKの一軒家(池ノ上)へ。その後は一人暮らしで11万5,000円の2K(代々木八幡)といった流れで住んできました。「風呂のない家はキツイ」ということは住居を決めるにあたっての条件にしました。

上記の家は、いずれも付き合いがある会社の所在地である東京・渋谷の近くで、交通の便については最高です。そこを重視して風呂なしアパートに住んだりしたのですが、収入が上がったらさすがに風呂ぐらいは欲しくなる。しかし、それ以上はもう求めない。というわけで、1人で住むには、2007年に契約をしたこの2Kの部屋以上にグレードアップする気にはなりません。

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