はじめに

値引きを引き出す、あの手この手

また購入したい車種は決定しているのでしょうか? 複数の車種を比較してみることで自分にぴったりの車に出会えることが多いので、ぜひ比較をしてみてください。

一部の車やディーラーを除き、新車でも中古車でも、値引き交渉が可能なことが多いです。特に他社の車と比較していると伝えてから価格交渉することで、「あちらのディーラーには負けられない!」と交渉に応じてくれることもあります。

新車の場合、オプションも含めた金額合計が見えてから値引き交渉することが重要です。値引きし終わったあとに追加でオプションなどをつけると、オプションに対して値引きが受けられないこともあります。

また、同じ車種でも、それぞれの店舗やディーラーによって値引き額が異なることもあります。時間があれば同じ系列の複数の店舗に行って比較してみるのも良いでしょう。

ランニングコストを考慮した購入計画を

また購入後のランニングコストについては、以下が発生すると思います。

・駐車場
・ガソリン費
・自動車保険
・高速料金(ETC)
・外出時のパーキング代
・車検
・自動車税
・その他メンテナンス費用(洗車、オイル、タイヤ交換など)

現在、貯蓄や投資にまわせている金額が7.5万円とのことですが、この中から車のランニング費用を出すとすると、貯蓄や投資にまわせるお金が少なくなっていくと思いますので、しっかりと計算してからの購入をおすすめします。

自動車保険に入るならネット系損保がおすすめです。保険料を抑えられることが多いので、複数社比較されると良いと思います。

ただし、自動車保険の中でも「車両保険」は、必要のないケースが多いです。車両保険は事故があった際に車両の修理代を保険でカバーしてくれるものですが、使ってしまうと等級が下がり、保険料が上がってしまいます。また自分の車の修理については、5万円まで、10万円分までが免責となっていることも多く、擦り傷などの小さな事故だった場合は使えなかったりするので、使い勝手が悪い場合もあります。

長期保有前提の投資なら、税制優遇制度の活用を優先させて

ご質問いただいている、車の購入のために投資を切り崩すべきかですが、私としてはあまりおすすめできません。

ご質問者様も意識なさっていますが、資産形成は長期投資が王道といわれています。投資の目的にもよりますが、直近で使う可能性のあるお金は運用にまわさないこと、そして“投資の握力”とも言いますが、長期間保有する投資の姿勢をつくることが肝要です。簡単に売ってしまう癖がつくと長期投資が成功しない可能性もありますので、慎重に考えていただければと思います。

また、AIによる投資とのことですが、ロボアドバイザーを活用しているのでしょうか? ロボアドバイザーは、自動でポートフォリを形成してくれたり、リバランスをしてくれるので便利ですが、自分でインデックスファンドを組み合わせた場合に比べて、手数料が割高になることや、つみたてNISAやiDeCoに対応していないというデメリットがあります。

最近は、投資信託の信託報酬が非常に安くなってきていますし、長期で資産を形成したいのであれば、低手数料で税制優遇制度をしっかり取り入れていただければと思います。

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