はじめに

苦手な車庫入れ「さようなら」

トヨタが誇る先進安全装備(予防安全パッケージ)である「トヨタ・セーフティ・センス」は標準装備されますが、この他に今回「Advanced Park」と呼ばれる運転支援システムが新設定されました。

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先進安全装備には右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知します

これは前後左右のカメラと12個のソナー(センサー)により、駐車位置を認識し、ボタン一つでアクセルとブレーキを操作して駐車してくれる(縦列にも対応)という驚きのシステムです。

駐車すべき場所のおおよその位置まで来てシステムが駐車スペースを認識すれば、スイッチを押すだけで自動でクルマが駐車を始めます。

後退時にのみクルマ側から指示が出るのでその際は自分でシフトをR(リバース)に入れる必要がありますが、それ以外は自動です。

そして一番驚いたのが白線の無い場所や自宅の駐車場などでクルマを左右どちらか側に寄せたいなどの条件がある場合、周辺をカメラで撮影し記憶することで自動駐車を可能にする「メモリ機能」を搭載していることです。

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ステアリングだけでなくアクセルやブレーキも自動でクルマ側が行います

あくまでもテストによるものですが、その動きはスムーズかつ正確です。とにかく車庫入れが苦手と感じていた人にもオススメの先進機能と言えるでしょう。

2020年はコンパクトカーに注目

この他にも数多くの機能を搭載するヤリスですが発売は2020年の2月(中旬)頃を予定しているそうです。価格も燃費も含めたデータ類も現段階ではまったくわかっていません。ただサーキットの試乗や前述した新機能を体験するとコンパクトカーにイノベーションを起こすだけの内容を持っていることがわかります。

一方、2020年は最大のライバルになるであろうホンダ・フィットも発売を開始(クルマ自体は東京モーターショーで公開済み)します。この他にも電動化時代に向けた小型EVやSUVなども数多く発表が予定されています。

ライバル同士が切磋琢磨することはユーザーにとっても選択肢が増えますし、技術革新のスピードも向上します。安全・安心なカーライフを送るためにもこれらの競争は歓迎です。改めてヤリスの発売を楽しみに待つことにしたいと感じました。

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