老後

退職金の受け取りは一括か、それとも最低20年保証の終身年金か?

FPの家計相談シリーズ

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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ

今回の相談者は、そろそろ完全リタイアを考えているという58歳の男性。社会保険料の負担などを考えると、退職金を一括か、年金で受け取るか悩んでしまうといいます。FPの飯田道子氏がお答えします。

4年前に32年間勤務した前職を退職し、地元にUターンしました。現在は地元の会社に勤務していますが、そろそろ退職し完全リタイアを考えています。

現在の住まいは賃貸ですが、最近マンションをキャッシュで購入し、間もなく引っ越し予定です。負債はありません。よって、今後は住宅費用が10万円減額できます。

完全リタイアを計画するにあたり、前職での退職確定給付金を60歳の時に一括で受けるべきか、年金で受けるべきか考えています。一括(1500万円前後)なら所得税は発生しません。年金は最低20年保証(80歳まで)の終身保証で、月額8.3万円の給付ですが、源泉徴収で7%程度の所得税が発生するようです。

私自身の厚生年金は64歳からの特別年金で130万円、65歳からの老齢と合計して年間200万円、妻の年金を加えると290万円になります。現在妻は個人年金と厚生年金で年間90万円を受給中です。こちらは65歳までですが、65歳以降も年間90万円の年金受給は確定しています。現在年金は家計とは別に管理しています。

国民健康保険料等を考えると、給付を受けた方が良いのか判断に迷っています。なお、今後年金を受給するまでは、今の生活スタイルのまま、貯蓄(投信合わせ4000万円)で暮らしていこうと考えています。年金として受け取る場合、終身保証となっているのも迷うところです。アドバイスよろしくお願い致します。

<相談者プロフィール>
・男性、59歳、既婚(妻:62歳、専業主婦)、子どもなし
・職業:会社員
・居住形態:賃貸
・毎月の手取り金額:34万円
・年間の手取りボーナス額:なし
・毎月の世帯の支出目安:34万円

【支出の内訳】
・住居費:12万円
・食費:6万円
・水道光熱費:1.5万円
・教育費:1.5万円
・保険料:1.5万円
・通信費:1.5万円
・車両費:なし
・お小遣い:5万円
・その他:5万円

【資産状況】
・年間の貯蓄額:90万円(妻の年金)
・現在の貯蓄総額:2600万円
・現在の投資総額:1700万円
・現在の負債総額:なし

飯田: 2020年から完全リタイアを考えており、前職での退職確定給付金を60歳の時に一括で受けるべきか、年金で受けるべきか悩んでいる相談者様。国民健康保険料などの支払いを考慮すると、個人年金をどのように受け取るべきか、慎重に考えていきたいところですね。

お金の流れを把握しているのは素晴らしいこと!

まず、素晴らしいと思うのが、保有している金融資産にどのような特性があり、どのようなメリットやデメリットがあるのかを把握しているということです。相談者様にとっては当たり前のことかもしれませんが、誰にでもできることではありません。本当に素晴らしいと思います。

恐らくそこまで把握しているのですから、今後どうしたいのか? 既に思い描いているのではないでしょうか?

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