はじめに
財布に入れる額を決めておく
【財布の紛失】これが借金の理由になる意味が本当に分かりません。キャッシュカードやクレジットカードは落としたらすぐに止めればいいですし、現金だって3万円以上は持たない、と決めておけばいいんです。仮に10万円入れていたとしても、財布に入れておくべき額は「貯金の20分の1」ぐらいでいいのではないでしょうか。それを失ったら借金せざるを得ない程の金額を財布に入れておく必要はありません。紛失リスクと無駄遣いリスク、両方を抱えてしまうこととなります。
【帰省】お金がないなら諦めましょう。親やきょうだいとは会いたいとは思うものの、どうせ学生時代までは毎日会っていた存在じゃないですか。余計なケンカも発生するかもしれないですし、大人になったら「家族元気で疎遠がいい」で十分です。
【衝動買い】これはあり得ない。「衝動」でアクションをすることほど危険なことはありません。「衝動」なのになんでそれにあたって「借金」という冷静な行動ができるのかが不思議でなりません。
【遊び】これも我慢しましょう。
いずれも「なくても困らない」「分不相応だ」と思うことによって回避できる借金です。借金をしない最大の防御方法は、当連載で散々述べてきた「見栄を張らない」に行きつきます。見栄を張らないで良い人生を送るには、他人から実績を認められることがもっとも大事です。そうすれば、高級品で身を飾る必要もありませんし、特別な体験をSNSで公開し、「いいね!」をたくさんもらおうとする欲求もなくなることでしょう。