はじめに
「現金払いの固定費」があれば切り替えよう
一人暮らしの方は、水道光熱費など、現金払い(コンビニ払い)のままにしているケースもときどき聞きます。
「忙しくて、支払いを忘れていた」「振込用紙をなくしてしまった」という声も聞きますので、ぜひ時間がある年末年始に、銀行引き落としかクレジットカード払いに切り替えてしまいましょう。支払い忘れもなくなりますし、現金が足りなくてATMに駆け込み時間外手数料を支払う、なんてこともなくなります。また、通帳やクレジットカードの利用明細書に記録が残るので、後で金額を確認したいときにも役立ちます。
また、クレジットカード払いならポイントがつきますし、銀行引き落としにした方が安くなることもあります。
ある電力会社では、口座振替(銀行引き落とし)にすると、月55円の割引になります。クレジットカード払いならポイントが貯まりますが、仮にポイント還元率が1%だとすると、電気代が3000円なら、30円分のポイントが付きます。それなら銀行引き落としにして55円の割引になった方がお得ともいえます。
微々たる金額ではありますが、「よりお得にしたい」という人は検討してもよいでしょう。積もり積もれば、ランチくらいは行ける金額になりますから。
「固定費」に、「貯蓄」も入れよう
お金が貯まらないという人の多くが、「貯めようと思っているけれど、結局毎月お金を使い切ってしまう」と言います。それなら、先にお金を使う前に、さっと貯めてしまえば解決します。つまり、貯蓄も「固定費」にしてしまうのです。
銀行引き落としやクレジットカード払いだと、いつの間にか支払ってしまっているのと同じように、自動的にお金を貯める仕組みを取り入れましょう。
勤務先に財形貯蓄があればそれが一番ですが、ないようでしたら、銀行で自動積立定期預金に申し込みましょう。ネットバンキングをしている方なら、ネットからでも申し込めるケースもあります。貯蓄も固定にしてしまえば、手元にあるお金を全部使い切ったとしても、貯蓄が確保されます。
いつもより少し時間のある年始め。ぜひ自分の「固定費」を確認して、2020年はお金が貯まる年にしましょう!