はじめに

家族円満な水回り動線のコツ

たとえば、陽の入る家事室やクローゼットをつくって、洗濯機で洗ったものをハンガーにつるして干し、乾いたらそのまま収納用パイプに移動。「畳む」から解放されるプランなども出てきています。

間取り図
畳むから解放
洗う、干す、しまうがコンパクトな動線で完結する室内干しスペース(設計・施工:LOHAS studio)

また、洗濯物を平日はベランダには干さず、浴室乾燥機で乾かすという声も、共働きのパパ・ママからよく聞きます。

下の事例の場合、風呂に入っている間に洗濯機を回して、出たら風呂の中に洗濯物を干し、朝に取り込むというスタイルのため、洗濯機を浴室の隣りに置き、動線を最短にしています。さらに、その隣りにタンスを置き、このスペースで畳んでしまう工程が完結。家族の個別の収納に仕舞いに行くという作業から解放される、画期的なプランです。

最短動線
浴室乾燥機で干して、畳んで仕舞うのは隣の脱衣所のタンスへ(設計・施工:東京ガスリモデリング)

このように、リフォームのプランは「家事ごとの、仕掛かりから完了までの流れを踏まえ、最適化する」までに進化してきているのです。

自分や家族のライフスタイルによってカスタマイズできるのが、リフォームの醍醐味。普段の生活で不便だと感じることや家事の悩み・効率化などをしっかりリフォーム会社に伝え、リフォーム会社の提案力をどんどん引き出してください。さらに新しくて面白い間取りが生まれ、リフォームの可能性は広がり続けます。

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