はじめに
人間の尊厳に関わる分野だからこそ注視する必要がある
とはいえ、介護という人間の尊厳にかかわる分野にAIが入り込むことで、高齢者の生活が損なわれることにならないか、介護を利用する人やその家族は、注視していく必要もありそうです。
一説には、2045年にAIの能力が人間を超えるシンギュラリティが到来すると言われていますが、一方でAIは単にデータをもとにふさわしい答えを選び出しているだけであり、人間の思考を超える日は永遠に来ない、と言う専門家もいます。
介護保険財政が逼迫して人件費の削減が求められても、介護の一番大切な心の部分についてだけは、これからも人間に担ってほしいと考えるのは、あながち時代遅れなだけの考えとも言えないのではないでしょうか。