はじめに

AIミラーて家族をつなぐ

当面の販売目標は月間1万台。最初のターゲットは30〜40代の女性に設定していますが、男性やシニア、子供のファッションなどへの拡大を視野に入れており、家族で使えるデバイスとしての位置づけを狙います。

そのため、家族やペットの様子を遠隔地からライブ映像で確認できる「みまもり」機能を搭載。HDMIケーブルでスマホと接続して、写真や動画のAIミラーの大画面で楽しむ「画面共有」機能もあります。

AIミラー

発表会に登場した経済評論家の岸博幸氏は、AIミラーについて「イノベーションにつながるポイントは、テレビに着目した点。スマートスピーカーが流行っていますが、冷静に考えると家庭の中心はリビングのテレビ」と、指摘しました。

ファミリーイナダの稲田二千武・会長兼社長は、スマホが国民に1人1台になったことで、人々が孤独になることを心配しているといいます。AIミラーは美容や健康の機能を目玉としながら、テレビの機能を備えているのは、家族のつながりが健康に結びつくという考えが背景にありそうです。

マッサージチェア大手が開発した「魔法の鏡」。既存のテレビの代わって、多くの家庭のリビングに置かれる日は訪れるでしょうか。

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