はじめに

日本庭園を眺める露天風呂


ここまで朝食についてみてみましたが、レフ熊本 by ベッセルホテルズでもうひとつのご自慢が日本庭園を眺める露天風呂付きの大浴場。壺湯や木製風呂などのほか、サウナはもちろん、チラー装置で快温の水風呂など、サウナ好き、風呂好きが気になるポイントを押さえているのも嬉しいところです。中でも脱衣所に用意されたバスタオルと小タオルには驚きました。一般的なホテルをはじめ本格的な温泉旅館でも客室のタオルを持参するのが一般的という中で、タオルの準備は大浴場の真骨頂とも考える筆者としては驚きの光景でした。

このようにパブリックスペースに注力されたホテルという印象にして、3階から12階のフロアに位置する客室は多様なタイプを用意していながら、全体的にシンプルに徹しています。内装はデザイナー系にしては利便性との最大公約数へのトライが感じられ好印象。アメニティや備品の見やすさにも工夫が光ります。宿泊特化型ホテルの客室は足し算よりもセンスある引き算が肝かもしれません。


ホテル活況という中でますます新しい施設が誕生する中、利用者目線の追求がますますホテルの差別化にとって重要なポイントになっていくことでしょう。開業することが目的ではなく、そこからどこまで進化を遂げられるか。再訪した時に新たな発見に出会えるのもホテルステイの楽しみです。