SNSや転職サイトの情報も使える?

でも、そういうオルタナティブデータはデータ提供会社から買うしかないのだから、やはり個人投資家は不利じゃないか、という人もいるでしょう。しかし、筆者は個人投資家がネット上で調べられる情報のなかにも、オルタナティブデータになりうるものは多くあると思っています。

たとえば、転職サイトはどうでしょうか?昔は転職サイトに企業がお金を払って情報を載せていたため、基本的には良いことばかり書いてありましたが、最近では転職をする際に、元従業員が辞めた会社についてコメントを書きこむサイトもあります。いくら企業がお金を払って「いい会社」アピールをしたところで、実態をあばかれてしまうかもしれません。当然、一方的に逆恨みをした従業員が嘘の内容を書いていやがらせをしているケースもあり、全てを鵜呑みにするのは危険ですが、このようなサイトから実態を垣間見ることが可能になりました。
 
また、個人的に感じていることですが、経営者のSNSの内容の変化もオルタナティブデータになりうると感じています。SNSといっても複数種類ありますが、なかでもtwitterが一番いいと思います。なぜなら、140文字しかないため、移動中などに本音をポロっと吐き出しやすいからです。色々な経営者のtweet内容と業績などを合わせて数年間モニタリングしてみると、一定の傾向を算出できるのではないかと考えて、いまも研究を進めています。

今回の記事を機に、読者のみなさんも自分なりのオルタナティブデータを探し出してみてもいいかもしれません。