はじめに

過去の自動音声を使った手口

3~4年前には「有料コンテンツの料金未払いが発生しています」という自動音声を流して、「料金の確認や支払い方法についてはダイヤル『1』、利用料金に身に覚えがない方は『2』を押してください」と指示するものもありました。音声案内に従って、どちらかの番号を押してしまうかもしれません。ですが、どちらを押しても、オペレーターになりきった詐欺師につながり、お金を払うように要求されてしまいます。騙されないためには、どちらの番号も押さずに切ることが必要ですが、自動音声の場合、生声ではなく機械的な声なので、つい耳を傾けて話に応じてしまいがちになります。

このところ、実在する会社名で、エコロジーに関したアンケートなどと称した自動音声がかかってきています。知人宅には「最大60万円の補助金が12月に発表されました」という女性の声でメッセージがあり「〇〇社と申します。アンケートに協力くださり、をこのまま続けてもよろしい方は、電話機の1番を(押してください)」というガイダンス電話がかかってきています。

おそらく、太陽光発電の設置や省エネ関連商品の販売を迫る営業電話につながると思われます。社名や電話の文言を調べると、すでに各方面から注意喚起されていました。また同名の会社にも苦情などが寄せられているようで、自社のHPで「当社は電話での営業はしていない」との記述もみられます。同名の会社になりすまして、電話をかけている可能性も充分に考えられます。

電話を切った後も用心

もうひとつ話しておきたいことは、アンケートに答えず電話を切ったとしても、それで100%危険を回避できたわけではないことです。もし質問に答えなかったとしても、こちらの電話番号が生きていることを知られてしまっており、後日、改めて人の声で直接に電話をかけてくるケースもあります。

この自動音声ガイダンスを利用した勧誘や詐欺電話自体は、新しいものではありませんが、今は新型コロナの蔓延により、在宅率が高くなっているので、そこに目をつけた詐欺や悪質業者がこれから執拗にかけてくることでしょう。騙しの手口は忘れたころに、再び暴れだすものです。アポ電などの不審電話が多発している昨今、数年前に流行った自動音声ガイダンス詐欺への警戒が必要になってきています。