はじめに

基本スタイルはしっかりと抑えています

昨年の第46回東京モーターショー2019で、ハンターカブのプロトタイプが世界初公開されたのですが、その時の反響の大きさは凄いものがありました。日本はもとより、海外からの注目度は高く、ホンダブースを訪れた来場者の熱い視線は印象的でした。それはそうでしょう、人気モデルだったにもかかわらずCT110・ハンターカブというモデル名は2012年の生産中止以降、使われていませんでした。それが今回、2020年6月26日に正式販売が行われると3月20日に発表されました。つまりハンターカブ復活というわけですから、多くの人たちの期待度はさらに上がりました。

現在の状況ですが、現物を見ることもなく、かなりのバックオーダーを抱えているということです。年間の販売予定台数が8,000、希望小売価格440,000円(消費税込み)なんですが、すでにいま頼んでも納車は秋以降かも、といわれるほどです。

そんな人気も理解できます。私自身も昨年、クロスカブを軽自動車のN-VANに積み込んで、色々なロケをこなしているうちに“6輪生活”の楽しさを再確認していました。それをきっかけにリターンライダー計画を再起動させようとさえ、考えていたのです。そこに今度はハンターカブという選択肢が加わるとなれば、ツーリングのフィールドはさらに広がるわけですから、なんとも楽しい気分になったわけです。

では今度のハンターカブ、どんな魅力を持ったバイクなのでしょうか? 実は正式発表はあったものの、まだ発売になる前なので試乗の機会はありません。改めて試乗レポートは行いますが、今回は見た目中心のチェックをしてみようと思います。

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特徴的なアップマフラーとエンジンガード。

まず特徴的なヒートガード付アップアマフラーは当然装備されています。さらにレッグシールドはなく、剥き出しのエンジンに、それを保護するエンジンガード装備、さらにアップハンドルといった具合に、マルチパーマスバイクらしいワイルド感と、オフロードでの実用をキッチリと両立しています。ぱっと見でも十分に魅力が伝わってきます。

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