はじめに
コロナ禍終息後のことも考え始める
こうした事態は管理職も見ているでしょうから、リモートワークが終わった後の人事考査がけっこうシビアになってしまう可能性があります。意外と自分がそれほど忙しくないことに気付いた人は「ラッキー」と思うのではなく、これを機に「コロナ後の我々の部署ができること」やら新サービスの案を考え、提案した方がいいです。
テレワークによって「ただいただけ」、というのがバレてしまった方はその後の社内での扱いが悪くなることが避けられないのです。もしかしたら今後会社は「その日やるべき仕事が終わったら帰ってもいい」「出社の必要がないのであれば来なくてもいい」といった姿勢になるかもしれません。
だからといって、求められるアウトプットは質が高ければ高いほどいいもの。今の通勤自粛時は将来の働き方、強いては査定に大幅に影響する可能性があるかもしれません。ですから、テレワークだからといって「うわーい、監視の目がないもんね♪」なんて思ってはいけず、むしろ監視の目が強化されていると思った方がいいです。
出社している人へのねぎらいも忘れずに
また、懸念されるのが、テレビ東京にしても出社する社員は20%ほどはいるわけです。となると、そうした人がたとえば会社で勤務中に同僚がフェイスブックに「今日のテイクアウトのイタリアン、マジウマい。食べて応援!」みたいなことを書いていたらけっこう腹が立つと思うんですよね。
コロナ禍が収束した後、20%の人はお気楽なことを書いていた自宅待機組に対する恨みを持つことでしょう。「私はあの時感染のリスクを冒して出社したのにあの人は自宅で呑気にしていた。それでいて給料はあまり変わらない……」と。
こうした事態を避けるためにも、リモートできる人は出社してくれている人(本当はしない方がいいとは思いますけど)の労をねぎらうためにもあまり仕事とは関係のないことをSNSや共有のslack、メーリングリスト等に書かない方がいいと思います。とにかく今、人材の選別が起きていることは間違いない。そんな危機感をもってリモートワークをしていきましょう。