はじめに

200万円台セダンに期待

先日もお伝えしましたが、マツダ3は「ワールドカーアワード(WCA)」では大賞ファイナリストの3台にも入り、そして「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。デザインが魅力というのは当然のことかもしれません。しかし、そのデザインの評価の主役にいるのはやはり5ドアハッチ。注目度で言えばセダンは少し低くなります。確かに太く存在感抜群のCピラーを持つハッチバックは目立ちます。

対してセダンはハッチバックより200mm長いボディで、前後に伸びやかなデザインとなっています。全体の印象としてはハッチバックほどのインパクトはないのですが、一回り大きく、同時にスポーティな印象を与えるデザインだと思います。とくに横から見たときのデザインは印象的です。

セダン一回り大きく感じるマツダ3セダンのデザイン

前後へサイズが伸びたことでキャビンの前後長、とくにリアシートの足元、そしてトランクスペースにゆとりが生まれました。デザインと実用性の両方で魅力を発揮したパッケージングかもしれません。

このマツダ3の月販目標台数はセダンとハッチバックを合わせて2,000台です。デビュー当初はデザインの話題性もあったのですが、実際には選べるエンジンが1.5Lのガソリンエンジンと1.8Lのディーゼルエンジンだけというラインナップ。新車効果を十分に生かすことができるラインナップではありませんでした。

それを証明するように、2.0Lのガソリンエンジンが加わってからは販売台数がグッと持ち直して、新世代エンジン、スカイアクティブXも多少寄与しているとは思います。その結果としては昨年の月平均の販売台数は3,500台あまり。なんとか目標台数はクリアしたことになるのですが、デザインが魅力的であるだけに、車種構成や投入タイミングにユーザーの戸惑いが見えたのが少しもったいなかったと感じました。

セダンフロントからリアに掛けて走るウエストラインがシャープ

それにしてもこのクラスのセダンに魅力的な存在が多く登場してきたことは嬉しいことだと思います。そしてまだじっくりと試すことができていないスバル・インプレッサG4やホンダ・シビックセダンの存在がとても気になり出しました。

200万円台に魅力的なモデルが揃いだした国産セダン。爆発的とは言えないでしょうが、少しはセダン市場に元気が出てくれることに期待したいと思います。

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