はじめに
以前にも似たような事例が
昨年に起きた改元詐欺でも「銀行法が改正されたので、キャッシュカードの変更をしてください」といった封書が送られて、キャッシュカードを入れて返送するように促してきた事例もあります。同様に、偽の書面を送り暗証番号などを記入させて、口座確認のためにと称してキャッシュカードの返送を促すかもしれません。また、申請書とともに、手続き案内の用紙が入ってくるかと思いますが、これにも注意が必要です。偽の案内書や手順書に詐欺師につながる電話番号を記載したり、運転免許証などの身分証明のコピーを偽の住所に送らせることも考えられます。
国は住民基本台帳を使って送りますが、詐欺師は過去に取得した騙しの名簿から、郵送物を送ります。くれぐれも申請の封書を受け取って、すぐに記入や手続きを始めるのではなく、まずは立ち止まって、書面の内容をしっかりと読み、郵送物の真偽を確認してから返送するようにしてください。
詐欺師は私たちの行動の先を読んで待ち伏せをするものです。それゆえに、私たちも詐欺師が行うであろう詐欺の想定しながら身を守る「想定力」が大事になってきます。