はじめに

家計簿アプリデータなどからみた消費動向

マネーフォワードが利用者の同意のもと、家計簿アプリ1,000人分のデータで1月~4月前半のデータを分析したことが、5月5日のNHKニュースで紹介されました。それによると、緊急事態宣言が出た4月前半は3月に比べ、前年比減少率が一段と大きくなった品目が多いことがわかります。

飲食店での会食などの「交際費」は3月▲35%から4月前半▲50%へと減少率が拡大しました。旅行機会が減ったことで、「趣味・娯楽」も3月▲35%から4月前半▲57%へ、「交通費」も3月▲28%から4月前半▲58%へ減少率が拡大しました。4月前半の「食料品」の購入が+21%と増加したのに対し、「外食」は▲51%の減少になりました。

5月11日時点で発表されている4月分の消費関連データをみると、新車新規登録届出台数(乗用車)の4月分前年同月比は▲30.4%と、▲8.9%と減少率が、1ケタだった3月分から2ケタに拡大しました。

クレジットカードの決済データをもとにした指数「JCB消費NOW」の前年同月比は3月分で▲7.2%とマイナスに転じた後、4月前半では▲18.0%と2ケタマイナスになりました(下表)。大手百貨店5社の売上高・前年同月比の単純平均は2月分▲13.9%、3月分▲37.6%、4月分▲79.0%と月を追うごとに減少率が拡大してきています。

1

一方、スーパーの売上高の動きを「日経CPINow」の月次売上高でみると、4月分の前年同月比は前年同月比+8.5%と3月分同+4.3%から増加し、消費税増税前の駆け込み需要があった2019年9月分の同+9.0%以来、7ヵ月ぶりの高い伸びとなりました。新型コロナウイルスの影響は百貨店とスーパーでは違いが出ています。

[PR]NISAやiDeCoの次は何やる?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介