なぜ投資をするのですか?

(3)ドキドキするほど買わない

仮に、資産が100万円で、買った銘柄が倒産するような決定的な失敗を犯したとします。もし、80万円分も投資をしていたらどうでしょうか?

きっとあなたはドキドキして震えて眠ることになるでしょう。しかし、わずか1万円しか投資をしていなかったら、そんなことどうでもいいと思っているかもしれません。

この「どのくらい」は、人によって許容できる範囲が違うので一概に言えませんが、いま投資をしていて、仕事中でもその銘柄がどうなっているか気になっているなら買い過ぎていると思います。

買い過ぎてドキドキしているような状態ですと、正常な投資判断ができなくなりますので、自分にとって気持ちのいいポジションサイズを見つけることが必要です。

さあ、何を、いつ、どのくらい買うか決まったら、次はそれを「いつ売るか」考えなければいけません。

(4)買ったときの理由がなくなったら売る

相場では、売りは買いよりもはるかに難しいと言われています。ただ、それは、どこが高値かもわからないのに、一円でも高く売ろうとしているからだと思います。

売るときのルールは簡単です。自分がなぜその銘柄を買ったのか、その理由を思い出してください。これは、自分の推しメイによって違ってきますが、優待狙いなら優待廃止で売ればいいし、優待利回り狙いでしたら、株価上昇で利回り妙味がなくなれば売る、成長を期待して買ったのなら成長鈍化で売る。

なぜその株に投資したのか、今一度思い返してみると、売り時も見えてくるかと思います。

さて、これまでのことを実践しながら、手持ちの株が増えてきたとします。保有株を見渡して、ニコニコしている方には言うことはありませんが、一方で、ため息が出てしまう方もいらっしゃるかもしれません。

(5)自慢のチームを作る

自分のポートフォリオは、自分がオーナーの野球チームだと思ってください。自分がオーナーなら当然、調子のよい選手を集めますよね。

それなのに、調子の悪い、いわゆる塩漬け株を大事なスタメンに入れていませんか? いったん外して損失を確定するのは本当につらい作業ですが、こう考えてください。

一時的にベンチ入りさせて、また調子が戻ってきたらスタメンに戻せばよい、と。

調子の悪い株と良い株を入れ替えて、自分の保有株を見るとニッコリするような自慢のチームを作る。これを意識するだけで運用成績はよくなると思いますよ。

さあ、次でいよいよ最後です。結局これが一番大切です。

(6)家族や友人を大切にする

なぜ投資をするのか、自分や家族の生活を豊かにするためですよね。それがおろそかになるのは本末転倒です。これは自分にも言い聞かせています。

今後とも投資とはいい距離感で付き合っていきたいです。


最後に、この記事をもって「MONEY PLUS」での連載が終了することになりました。前身のマネトク時代から合わせると3年間書かせていただきました。今までお読みくださり、どうもありがとうございました!