はじめに

別居または離婚したことを後悔している?

さまざまな理由で別居または離婚を選択した経験者たち、自分たちの出した答えに後悔はないのでしょうか?

グラフ3

男女別の回答では、「後悔した」と答えた男性が20.8%いるのに対し、女性は5.8%。女性の方が自分の下した決断に対して「後悔していない」という前向きな結果になりました。

ただ、子供がいて離婚を選択した家庭では子供に対して罪悪感が残っているという声も。

「私自身は後悔はまったくしていないが、離婚当時3歳になったばかりの子供がいたので、年齢が上がるにつれ保育園行事や出かけ先で親子連れを見た時、父親がいないことに子供自身がどう思っているかを考えると、もっと私は頑張れたんじゃないかと思ってしまうことはある」(30代女性)

「離婚については親権も持てましたし、後悔はしていません。間に弁護士を挟み徹底的にケジメをつけたのでよかったです。しかし、子供は悲しんでいると思います。離婚に至るしかなかったこと・経緯を後悔しています」(30代男性)

別居・離婚の前に必要な準備とは?

別居や離婚、どちらを選択したとしても後悔しないようにするにはそれなりの準備が必要です。特に、相手が離婚を拒否している状況で別居をする場合は注意が必要だと篠田弁護士は話します。

「相手が離婚を拒むと調停や訴訟が必要になります。もし相手に不貞行為やDVなどといった離婚原因がない場合、別居期間が3~4年程度ないと離婚が認められないことが多いので長期化することが想定されます」。

逆に、相手の浮気やDVが原因となっている場合には、裁判で提出できるようにその証拠を集めておく必要があるといいます。

「暴力に関しては、被害箇所の写真、医師の診断書や、警察に相談したのであればその記録など、不貞に関しては、探偵による報告書や、配偶者と不倫相手とのメールやLINEの記録などが証拠になります」

また別居と離婚どちらを選択する際にも、離婚の際の財産分与に備えて「配偶者の財産を把握しておくことが重要です」と篠田弁護士。具体的には、どこの銀行の預金通帳を持っているか、保険、株、投資信託、債券などどのような資産を持っているかを把握しておく必要があるといいます。


別居、離婚にかかわらず自身の下した決断に「後悔していない」と回答した経験者は、87%。この数字は、いま別居または離婚をするか悩んでいる人の心を少しは軽くしてくれるのではないでしょうか。とはいえ、一時の気の迷いや、頭に血が上ってつい口走って別居や離婚を決断するのではなく、周到な準備をした上で臨む必要がありそうです。