米国株式市場では引き続きナスダック指数が史上最高値を更新するなど堅調です。日本市場でも上値は重いとは言え、大きく下落するということでもなく、3月、4月に新たに参加した投資家なども大きく利益を出した人も多いと思われます。


自分には投資の才能がある?

大きく利益を出した後の失敗というものがあります。原因の一つは、相場というものを軽く見てしまうことです。株式投資を始めた頃、「自分の取引を誰か(というみんな)が見ているのではないか」と多くの人が感じます。

よくあるのは、自分が買った途端に高値になったとき。「自分が買ったのを見て、みんなが売りにきたんだ!」という気になります。さらに、買うと下がり、売ると上がるということを繰り返すともう大変。「これは絶対に意地悪されているんだ」と思うでしょう。

もちろん、誰も人の取引を見ることはできませんし、株式市場の参加者で特定の人を狙い撃ちにするということは不可能です。ただ、そういう気分になってしまうのです。

利益が出た後は

そうした失敗を繰り返すと、高値を買い上がるということを控えるようになります。少なくとも買い方は慎重になり、その後は高値で買ってしまうという失敗はしなくなるものです。

逆にやっかいなのは、株式投資でうまく利益が出ている場合。「相場」というものを考えず、「自分が買うと株価が上昇する」というような勘違いをするケースです。

何を買っても自分が買うと株が上昇するものだから、自分は投資の天才ではないかとさえ思ってしまいます。そうすると先ほどの例のように、慎重に買うということをしなくなり、とりあえず上昇している銘柄についていけば良い、という安直な考えをしてしまうのです。