はじめに

調子に乗ると失敗する

特に調子に乗りやすいタイプの人は、しっかりと利益が出ている時こそ慎重に行くことを心掛けると良いと思います。自分は投資の天才だと思っているので、特に勉強もせず、分析もしないからです。

人は、損をしているときには「なぜ損をしたか」ということ考えるものです。当然、利益が出ているときにも、「なぜ利益を出すことができたのか?」をしっかりと分析することが必要です。もちろん、利益を出したもの勝ちという面もありますが、単純に「ラッキーだったから」という理由で利益を出すことも多いのです。

話はそれますが、ずっと昔から、相場の世界では「ゲンを担ぐ」とか「神頼みと」というものがよくあります。「春日大社のお告げ」などとまことしやかに言われ、「ネズミ年は・・・」などを言う人も多いのです。もちろん、統計上利益を出しやすい場面もあるのですが、単純な「神頼み」もよくあるのが、この世界の特徴です。

私が経験した手痛い失敗

話を戻しますが、株式投資を始めて連戦連勝すると、「さあ次は何を買おうか」と楽しみになってきます。そして、その株がまた上昇すると、「自分には才能がある」「天才ではないか」と思ってしまいます。もちろん、筆者も自分で天才ではないかと思ったことが何度もありました。しかし、そう思った時にこそ、大きな間違いをしてしまうのです。

例えば、自分が思った通りに株価の上昇が続き、まだ上昇が続くと予想する場合、少し株価が下がったところは「買い場」と考えてしまうケースがあります。自分は天才なのだから、1,000円で買った株が800円まで下落しても、「そのうちすぐに1,200円まで上昇する」と思い込みます。その後、600円まで下がってもまだ上がると信じてしまいます。

ここで大事なのは、1,000円だった株価が800円まで下がった理由をしっかり分析することです。それをせず、漠然と「上昇するはず」と思い込むと、大きな痛手を負います。

さらに、自分では1,500円まで上昇するはずだと思い込んでしまうケースもあります。現在の株価が高値で1,200円だったとしても、1,500円まで上昇すれば大きな利益になると思い、高値掴みをしてしまいます。その後下落したとしても、損失を確定できずに「塩漬け」となってしまうのです。