新型コロナウイルスの累計感染者数が世界で1,300万人を超えました。新規感染者数を見ると、インドがブラジルを抜いて世界2番目になったほか、南アフリカも新規感染者数が1万人を超えるなど、感染拡大の場所が新興国に移っています。

しかし、米国でも感染者数は増え続け、日本でも東京都内での新規感染者数が連日200人を超えるなど、先進各国では第二波への警戒が続きます。このような状況下でも株式市場は堅調で、一部では「コロナバブル」という言葉を耳にしますが、バブルなのだったら今から投資を始めるのは危ないような気がするかもしれません。投資を始めるタイミングはいつが適切なのでしょうか?


今の相場はコロナバブルなの?

投資をするにあたって、今の相場がバブルなのかどうかは確かに気になるところでしょう。バブル相場に乗れれば短期間で大きな利益を得ることはできるかもしれません。しかし、過去のバブル相場は全てはじけており、その後は悲惨な相場展開となっています。バブル相場の難しい所は、それがいつ終わるのか誰にも分からないことです。

しかし、現在の相場がバブルかどうかについては、経済指標や株価指標などに基づけば、判断しやすいと考えています。コロナバブルという言葉をよく耳にするようになった背景は、新型コロナウイルスの影響によって世界各国の経済指標が悪化し、企業業績も悪化しているにもかかわらず、株価だけは新型コロナウイルスの問題が起こる前の水準にほとんど戻ってきた現状からでしょう。つまり、実体経済と株価が乖離しているからバブルだということです。

しかし、筆者はコロナバブルとは考えておらず、むしろもともと世界的な金融緩和を背景とした株高トレンドが、いったん新型コロナウイルスという未知のウイルスの発生で一時的に終了し急落したものの、新型コロナウイルスに関する情報が蓄積されてきたことで、再び株高トレンドに戻った認識です。つまり、コロナバブルというよりは、過剰流動性相場が今も続いている認識です。