新型コロナウイルスの影響で、2月末から約4ヵ月にわたり臨時休園していた東京ディズニーリゾートが7月1日から営業を再開しています。

休園期間中は、同施設の最寄り駅であるJR舞浜駅を訪れた人が「土曜日というのがウソみたいな閑散ぶり」「普段はめっちゃ人がいる舞浜駅がスッカスカ」などとSNSに投稿していましたが、営業再開後はどれほど人出が戻ったのでしょうか。また、訪れる人の属性はどのように変化したのか、スマホユーザーの匿名位置情報ビッグデータから分析します。


休園前の半分程度の戻り

調査には、技研商事インターナショナルとKDDIが共同開発した「KDDI Location Analyzer」を使用。KDDIがauスマホユーザーの同意のうえ取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データや属性情報をもとにしています。

調査エリアは東京ディズニーリゾートの敷地。臨時休園前と営業再開後で状況を比較します(敷地内に30分以上滞在した人数。ただし明らかな従業員を除くため、来訪日数が期間を通して8日以下の人のみを集計)。集計期間は2020年1月〜7月16日。20歳以上の日本人男女。数百万人分のサンプルを使用し、国勢調査データと掛け合わせて拡大推計。

○○○データ提供:技研商事インターナショナル「KDDI Location Analyzer」  

まず東京ディズニーリゾートの月別人出推移(1日あたり平均)を調べると、2020年1月は4万2,714人、2月は3万8,758人という結果に。閉園直前の週末の2月23日が6万9,313人と、今年一番の来訪者数になっています。

しかし、休園期間に突入した3月は3,015人、4月は906人、5月は928人と激減していることがわかります。 6月になると5,042人と一転して増加しましたが、営業再開前にもかかわらず、なぜ人出が増えたのでしょうか。

技研商事インターナショナルの担当者は、「6月1日から商業施設の『イクスピアリ』が再開。6月25日よりパークグッズ専門の店舗『ボン・ヴォヤージュ』が営業を再開しています。今回のジオフェンス(仮想境界線)に含まれているため、その分の値が上がっているものと思われます。もちろん、再開準備に向けた業務的な動きもあるものと思われますが、複合施設である『東京ディズニーリゾート』として段階的に再開したため、6月は人出が増え始めています」と分析します。

○○○データ提供:技研商事インターナショナル「KDDI Location Analyzer」 

そして、営業再開した7月は1万8,563人という結果になり、休園前の半数程度の人出にとどまっていることがわかりました。これは営業再開後はチケットが日時指定の事前購入のみとなり、入園者数が制限されているのが原因の1つと考えられます。

同施設を目的に利用する人が多い、JR舞浜駅も同様の傾向です。舞浜駅の敷地に少しでも滞在した人数を調査(電車で舞浜駅を通過した人を除くのは難しいが、少なくとも通勤での通過利用者を除くため、来訪日数が期間を通して8日以下の人のみを集計)。

JR舞浜駅の月別人出推移(1日あたり平均)は、2月の2万3,022人から3月は6,591人へと激減。4月が2,647人、5月は2,595人 、6月は5,716人と推移し、7月は1万3,724人と休園前の半分程度に戻しました。同駅がいかにディズニーファンの影響を受けているかがわかります。