はじめに

これに対して柿内さんからはこうお返事をいただいた。

〈中川さん!! ご丁寧に写真ありがとうございます(いやはや、凄いメンツですね......)。中川さんと広尾の「きらく亭」で出会った日、新宿の「キリンシティ」で打ち合わせをした日々が懐かしく、そしてまた僕の中でも輝いています。青春です。

いまだに「back to exciting life」とか「今日のご飯はカルボナーラ」といった強烈なキーフレーズが、朝シャワーを浴びている時などにふと脳内にリフレインしますよ(笑) 引退後の中川さんが、さらにさらに輝くことを祈って、情熱の赤い薔薇を贈らせていただきました!あらためて、「引退」おめでとうございます。 柿内〉

ここで出てくる「back to exciting life」とは、書籍の「はじめに」の前にいかにネットがバカかを出す実例として、芸能人によるどうでもいい日常報告に「絶賛キャーキャーコメント」がつく様子を再現したものです。私の後輩・K君というイケメンに「YOSHIAKI」という俳優になってもらい、そいつのブログが「back to exciting life」といダサいタイトルになったことを指します。

「今日のご飯はカルボナーラ」については、「今日のランチはカルボナーラ(*^_^*)」などとmixiに書かれるどうでもいい書き込みにもうんざり、といったことを書いたことに由来します。柿内さんは「青春」と書いていますが、あの時私は35歳、柿内さんは30歳でした。自分の場合、これから数年で売れなかったら会社員に戻るのも手かな、と思っていたのですが、柿内さんと出会ったためにその選択は回避できました。

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