はじめに

DS Automobiles(Groupe PSA Japan)が6月に事前告知を行っていたピュアEV(電気自動車)である「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」が発売を開始しました。すでにプジョーから新型e-208が発表されていることからも同グループの積極的な電動化戦略が伝わってきます。環境に配慮するだけでなく、ジュエリーのような高級感を付加したユニークなSUVについて解説します。


DSは第3のブランド

DSオートモビルというブランドは元々2009年に立ち上がったシトロエンの高級ブランドです。当時はサブブランド扱いでしたが、2014年に独立した単独ブランドとしてビジネスを展開しています。

日本では今回紹介する「DS 3 CROSSBACK」のほか、上位にあたる「DS 7 CROSSBACK」、そして日本未導入ながらエレガントな佇まいと最先端技術を搭載する「DS 9」をラインナップします。

取り回しのしやすいBセグメント

DS 3 CROSSBACK E-TENSEのボディサイズは全長4120×全幅1790×全高1550mm、ホイールベースは2560mm、とBセグメントに該当するコンパクトSUVです。特に昨今拡大傾向にある全幅は1800mm以内に抑え、さらに全高が1550mmに設定されているので都市部などの立体駐車場への入庫も容易です。

このモデルには最新の電動化プラットフォームである「eCMP」が採用されており、EV用にバッテリーやモーターなどを効率的に搭載することを可能にしています。

さりげなくEVであることを主張する

EVの高性能ぶりは後述するとしてやはりこのクルマのセースルポイントはラグジュアリーを謳ったデザインにあります。

元々DS 3 CROSSBACKはエクステリア&インテリアとも他車にはない、ある意味アヴァンギャルド(前衛的)とも言えるデザインが大きなセールスポイントでした。

この優れたセーリングポイントは生かしつつ、E-TENSEのみのオリジナルディテールをプラスしているのが特徴です。

とはいえ、ボンネット上のマスコットやサテンクロームのDSウイングやリアガーニッシュ、リアに配置されるE-TENSEのバッチ、専用アルミホイール(上位グレードの18インチサイズの名称は“KYOTO(京都)”、フランスの伝統色と言われる「アンスラサイト(無煙炭)」をモチーフにしたアントラシートグレーのグリルなどさりげなく差別化を行っています。

またボディカラーにも新色のクリスタルパールを設定。メタリックホワイトをベースにハイライト部分にはシャンパンゴールを遇った専用色となっています。

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