はじめに
充電インフラにも対応
EVと言えば充電インフラのことが気になりますが、E-TENSEは日本の急速充電のスタンダードとも言える「CHAdeMO」に対応、50kWの充電器を使えば80%までの充電を約50分で行うことができます。
また同時に普通充電にも対応しています。コンセント型の3kW 15A 200Vの場合100%充電までは約18時間。フル充電しないで近所にでかけるレベルの50km充電であれば約4時間弱で行えます。
さらにウォールボックス型の普通充電器を使うと出力が倍の6kWになるので、充電時間もそれぞれ約9時間(フル充電)約2時間弱(50km充電)とより実用性も向上します。
バッテリー保証に関しても8年または16万km走行、年会費無料のDSアシスタンス、EV専用のメンテナンスプログラム/延長保証プログラム、24時間365日のサポートなど充実。全国DSオートモビル正規販売店での充電器も今後は配備されるようなのでEVだから、という心配は無さそうです。
EVでも走りやエコを楽しむ
E-TENSEには電動モーターの特性を生かした3種類のドライブモードを搭載します。SPORT/NORMAL/ECOのモードはモーターの最高出力と最大トルク自体を切り替えることができるのでその違いは誰でも体感できるようです。
特にECOは最も航続距離を伸ばすのに最適で、その逆にSPORTはヴィヴィットなアクセルレスポンスによりスポーティドライビングを可能にします。
同時に回生ブレーキにも2種類のモードが設定されています。通常の「Dモード」はEVでもガソリン車に近いフィーリングになるようセッティングされているそうです。一方「Bモード」はアクセルオフで強めの回生ブレーキが働くのでアクセルのオフだけで減速できる「ワンペダルドライブ」のようなフィーリングが楽しめるそうです。
この他にもADASなどの先進運転支援システムも搭載、昨今人気のスマホによるリモート充電やエアコン作動も可能としています。
DS 3 CROSSBACK E-TENSEの価格は高い基本性能を持つ「So Chic」が499万円、ADASも含めフル装備の「Grand Chic」が534万円となります。「So Chic」は受注生産モデルなので基本は「Grand Chic」一択というイメージ。環境にも配慮しながら、コンパクトで使い勝手の良いSUVに乗りたい、でも上質感で物足りなさがある、と感じている層には待望のモデルと言えるでしょう。