はじめに

人任せにせずに契約は確認をしよう!

40年前、生命保険の営業員がどのような説明をしたのかは、わかりません。たしかに終身保険と定期保険の死亡保険金を合わせれば、2000万円の保障になります。しかし、その際に、終身保険と定期保険特約の説明をして、60歳以降は200万円の保障になるという説明がなされたかは、今になっては確認できません。とは言え、保険のパンフレットや設計書を見ると、そういう図解がされています。

じつは、契約内容をきちんと確認をせず自分の入っている保険は2000万円の保険とか、3000万円の保険に入っていて、それが一生涯続くと勘違いされている方が、とても多いように感じます。

ところが、定期保険特約付終身保険は、払込満了が、60歳、65歳になっていることが多く、払込が終わるころに初めてそのことに気づくということが、よくあります。

その時、多くの方が「えっ!?こんな保険だったの?」と言うことになるのです。

保険の見直しは定期的にしよう!

ずっと高い保険料を支払ってきたのに、60歳になったとたん、200万円の死亡保障以外の保障が全部なくなる!ということです。

さらに保障を続けるのなら、毎月保険料を支払わなくてはいけない!相談者が怒りを覚えるかも理解できます。

しかし、保険会社の肩を持つつもりはありませんが、やはり契約するときに、わからないからといって人任せで契約をしないことです。保険は高い買い物ですので、内容をしっかりと確認する必要があったと思います。もちろん保険会社も、もっとわかりやすいパンフレットにすべきだったでしょう(40年前のパンフレットを見ましたが、不親切な説明でした)。

ただ、40年間保険の内容をまったく確認せず、見直しもしていなかったというのは、あまりいいとは言えません。このように、一度入った保険はそのまま入りっぱなしにしていませんか。

生命保険会社から年に1度、保険のお訪ねというのが届くと思います。その時に中身を確認しないでゴミ箱へという方が意外に多いのですが、そこで、ご自身が入っている保険を確認して、いまの自分に合っている保障かどうかというのもを検討してみてはいかがでしょうか?それには、ご自身がどんな保険に入っているのか?ということを理解しておくことが大切です。

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