はじめに

今後使う予定がない銀行口座は、解約しておく

それゆえ、「残高は数千円くらい」「ここ数年以上使っていない」などの場合は、将来的に手数料がかかる可能性が高くなります。

まったく使わない口座をそのままにしていて、忘れているうちに口座維持手数料が導入され、残高から少しずつ引かれていた、なんてことにならないように要注意です。

例えば、以前アルバイトをしたときに、振込先として指定されて開いた口座はないでしょうか。学生時代に親が積み立ててくれた通帳をもらって、社会人になって実家を離れ、まったく手をつけていないものはないでしょうか。

「今後まったく使う予定がない」という口座があれば、解約してしまうのも手です。

でも、「今後使うかもしれない」「今すぐ解約するのは面倒」だと思う方は、自分が持っている銀行口座を忘れないようにメモをしておきましょう。ネットバンキングを利用して、家計管理アプリなどに紐づけておくのも手。一度紐づけてしまえば、デジタルで一覧化できるので、うっかり忘れることも防げます。

一つしか口座がない人は、複数の口座を持っておきたい

また、もし銀行口座を一つしか持っていないと、その銀行で「通帳発行で手数料がかかる」「口座維持手数料がかかる」ようになれば、影響を大きく受けることになります。

おすすめは、今のうちから複数の口座を持っておくこと。複数持っていれば、そのうち一つの銀行で手数料がかかるようになったときに、さまざまな選択肢から選ぶことができるからです。

手数料が設定された際、「手数料を払ってでも、その銀行が気にいっていて使い続けたい」のならそのままでOKですが、「手数料がかかるのはイヤだ」と思えば、他の銀行口座もあれば、そちらをすぐにメイン口座に切り替えることもできます。もし「資産がある一定以上あれば、手数料がかからない」という条件があれば、他の銀行から資産を移して、乗り切ることもできるでしょう。

口座開設までには一定の時間が必要ですので、今のうちからリスク分散も兼ねて、口座を複数持っておき、使い勝手などを確認しておけるといいですね。

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