はじめに

イザという時の保障や補償について把握しておく

お互いに自分のお金を管理する場合であっても、イザというときには、どのように備えているのかを確認しておくことが必要です。具体的には、医療保険や生命保険、損害保険の加入状況などを相手に知らせておくことです。

可能であれば、保険証券などは一緒に管理し、万一のときには、相手のために動ける状態を作っておくと良いでしょう。もし、保険証券を預けるのに抵抗がある場合には、加入している保険会社名、どのようなタイプの保険に、どのような保障や補償が得られるようにしているのかの、データを共有してください。

将来について話し合っておく

現状は、相談者様がしっかりと貯蓄に励んでおり、相談者様がおっしゃるように、相談者様の預貯金だけで、備えられると思います。ただし、いつまでもこのペースで生活するわけではありませんよね?

既にお話をされているかもしれませんが、マイホーム購入や子どもをどうするのか、折を見ながら話し合っておくと良いですね。奥さまは働き続ける予定のようですので、ライフプランをしっかり立てておくことで、キャリアアップとプライベートの充実ができるようになりますよ。

また、具体的に「家」や「子ども」について話し合うことで、奥様から、家計について提案があるかもしれません。特に女性は、一時的にキャリアが停止する可能性があるので、事前に話し合っておくことで、お金だけでなく、どのように協力しあって行くのかもイメージしやすくなります。

あわせて、お金のすり合わせもしてください。

お金の価値観の一部分はすり合わせておく

すべてのお金の使い方や管理方法をすり合わせなくても良いのですが、マイホーム購入や子どもの教育費などは、すり合わせが必要な部分です。

相談者様は柔軟に対応していくとのことなので安心していますが、その他にも借金はしない(大丈夫だと思いますが)、一定額以上のモノを購入するときにはお互いに相談するなど、これだけはすり合わせておいた方が良いなと思うことがあれば、話し合ってみてください。

相談者様もおっしゃっていますが「お金の使い方や将来への備えはそれぞれの価値観が出る部分」です。お金に対する価値観のズレは、さまざまな価値観へのズレにつながってしまう可能性を秘めています。

無理にすり合わせる必要はありませんが、ときには歩み寄ることも必要です。

夫婦二人の幸せを追求する

幸せに対する価値観にも違いはあります。相談内容を拝見すると、相談者様は、奥様が幸せでいる姿を見ることが幸せなのかなと思いました。

お金の使い方、管理方法も大切ですが、それ以上に、二人にとって幸せでいる時間やコトに、たくさんふれていくことが必要ですし、大切なことです。

周りの意見やトレンドに振り回されることなく、これからも、相談者様ご夫婦ならではの、幸せを追求して欲しいと思います。

末永くお幸せに!

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