はじめに
ACCの作動にちょっぴり注文が…
首都高から東名、厚木で圏央道に入り北上して八王子ジャンクションから中央道で塩尻IC、一般道で奈良井宿というルートです。シートに座り、まっすぐ手を伸ばした先にステアリングがあり、さらにまっすぐ足を伸ばした先にペダルやフットレストがあるという、マツダ車のドライビングポジションはフィット感がいいです。体がステアリングやペダルに対してオフセットしていないのでロングドライブでもストレスが少ないのです。
そんなことを感じながら走っていると東名でノロノロに巻き込まれました。ACCはオンにしていましたので、ここでもストレス無く、渋滞を抜けることが出来ました。もちろん、このACCにおいて特別使いにくいこともなかったのですが、同じような制御レベルは他のメーカーでもやっていることなので「マツダのACCも問題なく使えます」と言う感じでしょうか。
それにしてもACCは本当に便利なのですが、一方で油断を生むこともあります。居眠りもありますが、とくに車線逸脱においてですが、付いてですがマツダの警告やステアリング操作への介入が余あまり強くないので、ピピピという警告のまま、車線をはみ出すことがあります。ドイツ車などはもう少しステアリングをグググっと強いトルクで戻してくれ、車線を跨がないように介入してくれるのです。これはメーカーの考え方にもよる味つけの差だと思いますが、国産メーカーは制御が少なく、欧州車は強く介入してくる場合が多いと思います。個人的には強く介入し、操作してくれる方が安心だと思います。ですが、なかにはこれを煩わしいと感じる人も多くいると、あるメーカーのエンジニアに聞いたことがあります。
さてACCの使い勝手や高速での乗り心地を確認しながら3時間ほどで塩尻到着です。この先は国道20号から国道19号を走り、奈良井宿を目指します。
途中のワインディングなどを楽しみながらの郊外ドライブ……と思ったのですが私達が考えるようなくねくねとしたワインディングではなく、ごくごく走りやすい快適な国道19号を走ることになりました。