はじめに
ゆったり走っても軽快さが感じられます
平日ということもあり塩尻市街を抜けたあとの国道19号の交通量もそれほど多くなく、あっと言う間に奈良井宿に着いてしまいました。そこで集合場所になっているポイントには直行せず、寄り道というか近くにあるワインディングルートに突入してみました。国道19号にある木祖村を基点にした「きさらぎの道」と呼ばれるルートで、その先にはやぶはら高原スキー場などがあります。これがまた何とものどかな道で、田園風景の美しさに思わずクルマを何度か止めながら、ごくごく普通に軽快なドライブを楽しんでいました。
ディーゼルエンジンのトルクフルな走りはとても頼りになります。曲がりくねった山道ではSUVとしてはかなりレベルの高いスポーティさを感じながら運転できます。サスペンションのセッティングと、そして重心高が低いために、安定感のある走りを提供してくれます。絶対速度に頼ったスポーティな走りではなく、ゆったりしていても軽快さを程よく感じながらのドライブは、300kmあまり走ってきた体にも優しく受け入れることが出来ます。
のどかなドライブをたっぷりと楽しんだところで、そろそろ奈良井宿へと向かいます。本来ならば日本人はもとより、世界中から観光客が押し寄せていてもおかしくない奈良井宿。残念ながら観光客もまばら。私達にとってみれば静かでゆったりと撮影も出来るわけですが、やはり少しでも早く本来の姿に戻ってくれることを願いながら宿場町の中でクルマを改めて撮影しました。