はじめに

投資を始めて情報収集の一環として経済紙を読んだり、ニュースサイトを見ていたりすると、「日銀によるETF買いの観測が広がり、相場の下値が支えられている」や、「日銀は今日の東京株式市場で、通常のETFを〇〇億円買い入れた。」といった記事を目にすることがあると思います。

私の知人も投資をしている友人から「日銀も買ってるしETFを買ったら?」とアドバイスを受けたそうですが、「ETFが何か分からない」とのことでした。今回はETFについて学んでいきましょう。


ETFって何?

ETFは知らなくても、投資信託は知っている人は多いでしょう。投資信託とは、運用会社にいるファンドマネージャーという“運用のプロ”が、投資家から集めたお金を代わりに運用してくれる金融商品です。投資信託はファンドとも呼ばれますが、これを知っていればETFを理解するのも簡単かもしれません。

ETFは英語表記だと「Exchange Traded Funds」となり、その頭文字をとったものです。証券取引所で取引される投資信託を指します。ETFは証券取引所に上場している投資信託で、基本的には投資信託と同様と考えてもそれほど問題はありません。もう少し具体的に言うと、株価指数に連動するインデックスファンドを取引時間中は株式のようにリアルタイムで取引できるイメージです。

投資信託とETFの詳細な比較は下表にまとめましたが、昨今は投資信託のコストも株式の売買手数料もかなり低くなったため、両者の明確な違いは取引できるタイミングぐらいしかなくなってきた印象です。

一般的な投資信託とETFのとの比較

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