はじめに

時代のニーズに合わせた電動車両

TXの特徴は数多くありますが、やはり一番はそのパワートレーンにあります。このクルマは基本EV(電気自動車)で搭載するリチウムイオン電池とモーターの組み合わせで満充電で約130kmの走行が可能です。ただこれだけでは長距離には対応できないので発電専用の1.5Lエンジンを搭載。これにより航続可能距離は600kmまで伸びます。つまりTXは「レンジエクステンダーEV」ということになります。

また軽量化などを目的にアルミフレームを骨格、また外板には樹脂素材を使用するなど最新技術を搭載している点も大きなポイントです。

足を伸ばしてもまだ余裕があるほど広い

今回はあえて後席の快適性をチェックしたかったこともあり、観音開きのリアドアを開けて車内に乗り込みました。

ちなみにこの観音ドア、90度まで開きます。また車椅子で乗車するためにも開口部自体を大きくしてあり一番小さな部分で80cm、さらにアシストグリップも多く付いているので無理なく乗車できます。

そして乗り込んだ瞬間「ひ、広い」と思わず唸ってしまいました。フラットな床面もさることながら室内高が見た目以上に十分あるので身長160cmの筆者ならばちょっと身体を傾ければ車内を動くことができます。

後席シートは対面式で3座×2の6名が乗車できます。ちなみに前席はドライバー用シートのみ。普通助手席がある位置は実は荷室になっており、旅行客の荷物なども見た目以上に積載できます。補足するとリアのトランクスペースは無く、リッドを開けると充電ケーブルやスペアタイヤが積載されています。この点でも乗員優先の設計であることがわかります。

シートの位置を変えて座ってみましたが、とにかく足元が広いです。対面に座ってもシートの角度が絶妙で足がぶつかることは少ないでしょう。

対面側シートを倒した状態。それでも十分足元にゆとりがあります

[PR]NISAやiDeCoの次は何やる?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介