はじめに
圧倒的な開放感に感動する
早速、ドライバーの方にお願いして都内を走ってもらうことにしました。お客は私だけですのでまさに「VIP」状態です。
何よりも走り始めて感動したのが天井に設置されている大型の「パノラミックガラスルーフ」です。ほとんど天井がガラスなので外の風景を楽しみながら移動できます。さらに言えば晴れていても雨が降っていても四季の変化を楽しみながら、同乗者との移動が楽しめます。
後席から眺める都内の夜景は素晴らしい。乗っているだけで気分は上々です
多分、インバウンド需要では日本の色々な風景を横方向(窓)だけでなく縦方向(天井)でも楽しむことができるので移動時の快適性も向上します。何よりも日本に住む筆者ですら短時間で普段見ている都内の風景が違って見えるほど楽しかったほどです。
静粛性の高さと驚きの小回り性能
室内はとにかく静かです。EVですから当然なのですが、TXには運転手との会話がスムーズに行えるデジタル式ボイスインターコムが搭載されています。
運転席と客席の間はしっかりとパーテーションで区切られていますので普通は声が通りにくいのですが、このシステムを使うことで、まるで近くで会話するようにクッキリと声が聞こえます。
またTXは見た目よりボディサイズが大きいのですが(トヨタアルファード級)、駆動を行うモーターがリアに搭載されているので前輪が大きな角度で切ることができます。
小回り性能を示す規準に「最小回転半径」というものがありますが、TXの数値は何と4m!これがどのくらいすごいかと言うと日本で一番売れているホンダN-BOXが4.5mですから、車幅があってもUターンなども含め驚くほど小回りが利きます。
そして気になる走りはどこまでもスムーズです。2トンを超えるボディをスルスル~っと引っ張る感覚はEVならではです。また乗り心地も路面からのショックも少なく快適。前述したようにフレームにはアルミを使い、溶接を使わない工法で製造されていることもあり、耐久性は100万キロ! さらにEVと言えばバッテリーの寿命などが気になりますが、こちらはもっと驚きの100万キロ無交換を想定しているとのことです。