はじめに

出費が増えるばかり

夏になると夫は前のように週5日は出社となりました。カホルさんは現在も週3日出社です。

「通勤電車が怖いと夫が言いだし、朝早くに家を出て自転車通勤をするようになりました。1時間半ほどかかるみたいです。そのために自転車を新たに購入、しかもイタリア製なんていうとんでもない値段のものを買って。マスクは1日5回くらい取り替えているし、服も3回くらい着替えている。私から見れば不要なコストがかかっているんですが、夫は感染しないためにはしかたがない、と。非科学的なんですよね」

カホルさんは、どうせなら食材にお金をかけておいしく食べて体力をつけたほうがいいとさえ思っているそうです。ただ、夫がそうやって“コロナ浪費”をするので、家計は以前よりずっと厳しくなっています。

「夫に家計のことも考えてほしいと言っているのですが、夫の心配性は改善されない。つい最近、夫は小さな庭にロッカーみたいなシャワールームを作ったんです。帰宅したらみんなまずそこでシャワーを浴びてバスローブで家に入る。洗濯物はビニール袋に入れて、やはり庭に設置した洗濯機に放り込む。これによって私の仕事も増えるし、これから寒い時期にかえって風邪をひくと言っているのですが、夫は聞く耳をもちません。だいたい、ちっぽけなシャワールームだってすごくお金がかかったんですよ。お金をかけるところが違うと何度も言っているんですが」

寒くなってきたので、カホルさんは子どもたちにはそのシャワールームを使わせていません。もちろん、自身も使いません。夫だけが必死に自分の決めごとを守っている状態です。

「正直言って、夫のせいで今、うちの家計はめちゃくちゃです。これが続くようなら、本気で離婚も視野に入れなくてはいけない。そう思っています」

コロナ恐怖にとらわれて日常が見えなくなっている夫をどうしたらいいのか。恐怖はわかりますが、気をつけなければいけない限度は超えていうようにも思えます。生活が破綻したら、それこそ大変。カホルさんはどうしたらわかってもらえるのか……今日も頭を悩ませながら過ごしているそうです。

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