はじめに
地震保険は約15%も値上げの地域がある!
2021年1月に、地震保険も値上がりします。平均で5.1%の値上げです。火災保険と同じように都道府県や建物の構造によって改定率は異なります。とくに高くなったのは福島県で14.7%の値上げですが、逆に愛知県、三重県、和歌山県は18.1%の値下がりになりました。
ちなみに、火災保険の値上げで大きかった熊本県は、6.0%の値上げです。
地震保険は、2014年の東北地方太平洋沖地震によって大きく見直しが行われました。2015年、2017年、2021年の3段階にわけて大幅に引き上げられたのですが、2021年はその3段階目に当たります。
今回の値上げで当初の値上げの予定は終わります。しかし関東大震災、南海トラフ地震は必ず起こります。ただその時期がわかりません。今後とも地震の備えは必要だと考えますので、地震保険に入っていない方は、検討されてはいかがでしょうか。
地震保険は、どこで契約をしても同じ保険料
地震保険というのは、どの損害保険会社で加入をしても保険料はすべて同じです。これは、大地震になると、その被害額というのは甚大になって、民間の保険会社だけでは対応できません。保険会社自体が倒産してしまうのです。そのため地震保険料の一部を日本地震再保険株式会社に集め、準備金として貯めておきます。その準備金には政府からも災害準備金として積み立てられています。
地震保険の再保険には政府の保障がついていることになります。
自然災害というのは、避けられないことです。しかも、いつ何時起こるのかも予想できません。私たちにできるのは、地球環境に対してやさしくできるように心がけることと、災害にあったときにリスクを減らすことです。
火災保険・地震保険は災害にあったときのリスクを減らすには有効な手段だと思います。検討してみてください。